乳がんは早期に発見できれば90%以上の生存率が期待できます。また、早く発見できるほど治療の効果や治療の選択肢が増えるのです。しかし、定期的な乳がん検診を受けようとしても、自治体や医療機関で受けるのは年に1回が殆どです。ですから定期健診から次の定期健診までの間に自分で乳房を見て、触れて、常に異常が無いかチェックする習慣をつけましょう。
乳がんは、『乳房にしこりが触れる』『乳頭から分泌物が出る』『乳房が赤く腫れる』など自分で気付く事ができるがんの一つです。つまり、定期的に自己検診することでより早期にがんを発見する事が出来るのです。
しかし、自己検診といっても「毎日乳房を触ったほうがいいの?」「ただ触るだけでいいの?」など、どのタイミングでどうやって自己検診したらよいのか分かりませんよね。
自己検診の方法は簡単です。まず最初にすることは常に自分の乳房に触れ、『自分の乳房の正常な状態を知る事』。健康な状態の時の乳房がどんな様子なのかを知る事で、異常があった時に気付く事ができるのです。毎月1回『自己検診の日』を作って 定期的に乳房に触れるようにしましょう。
自己検診で乳房の変化に気付いたら、すぐに病院へ行きましょう。
自己検診で、『しこりが触れる』『分泌物がでる』『乳房が腫れている』などの変化があっても、必ずしも乳がんとは限りません。しかし、普段とは異なった変化があるということは何か理由があるからです。不安を解消する為にもすぐに専門医を受診しましょう。
乳房に異常が見つかった時、『どの科を受診したらよいか分からない。』という疑問がありますよね。女性的な部分だから『婦人科』と思う方も多いかと思いますが、乳がんは昔は治療方法として外科的手術がメインだったので外科が担当でした。しかし、最近では乳がん患者さんの増加に伴い『乳腺外科』という専門の科ができるようになりました。内科や外科のようにどこの病院でも乳腺科があるわけではなく、まだまだ数は少ないですが、やはり乳房の病気は専門医のいる乳腺科で診てもらうのがベストでしょう。
上記の検査で、乳がんが疑われた場合さらに以下の検査をします。
乳房に変化や異常を感じて病院を受診した後、乳腺の専門医によって触診や超音波、マンモグラフィー などの検査をします。そしてそこで異常が発見された場合、まずは細胞診という検査をします。その後、その結果良性ではなさそうだと判断されると、さらに針生検、またはマンモトーム生検を行います。
針生検やマンモトーム生検は確定診断がつきます。この検査結果で乳がんではない、と言われたら間違いなく乳がんではありません。
しかし、不幸にも乳がんと診断されてしまっても慌てずに、医師とよく相談し、治療の計画を立てましょう。
また、診断に疑問を感じたり、治療方法に不安を感じたりした場合はセカンドオピニオンを聞くことをお勧めします。「この先生に是非お願いしたい!!」と思える医師と出会えるまで何箇所でも病院にセカンドオピニオンを聞きに行くと良いでしょう。
乳がんは一度発症するとその後長い間関わる事になります。他のがんの場合は5年間再発なく過ごすと治癒したことになりますが、乳がんにはこれは当てはまりません。なぜなら、乳がんは10年後、20年後に再発する事があるからです。このため、定期的な検診は一生続きます。その意味でも自分と相性の良い医師に出会うことが大切です。
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