乳がんは以前は欧米人に多いとされていました。(欧米では約8人に1人が乳がんに罹患) しかし、日本でも乳がんに罹ってしまう人は年々増加し続け、現在では約20人に1人が乳がんに罹っていると言われています。今や、女性のがんの中で患者数が最も多いがんとなっています。女性のがん死亡率がはっきりとした原因は未だ不明ですが、食の欧米化や晩婚化による高齢出産なども原因の一つとして考えられると思います。
ここで注意しなければいけないのは、日本ではまだまだマンモグラフィーによる乳がん検診が普及していないということです。さらに乳がん検診の受信率も低いのです。その状態でも毎年4万人が罹患しているということは、乳がん検診の受診率が高くなるにつれて、“乳がん検診を受けてみたら実は乳がんだった”という“かくれ乳がん”の女性が4万人よりももっとたくさんいるかもしれない、ということです。
乳房のミルクをつくるところ(乳腺)にできる悪性の腫瘍です。
乳房は皮膚と乳腺と脂肪からできています。乳腺は15~20個あり、それが乳頭を中心に放射線状に伸びています。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管でつながっています。
小葉とは、乳腺細胞が集まって出来た乳房の集まりで、乳汁はここで作られています。そして、つくられた乳汁は小葉から細い乳管に流れ込みさらに太い乳管に集まって、乳頭まで運ばれます。
この小葉を出てすぐの乳管に発生するのが「乳管がん」で、乳がん全体の過半数を占めています。
『これをすれば乳がんにならない!』という確実な予防法は、残念ながら今のところありません。 しかし、乳がんはその他のがんと異なり、治療の選択肢がたくさんあります。また、早期発見できれば90% 以上の生存率が期待できます。ですから、定期健診だけでなく少しでも“おかしいな?”と思ったら 適切な検査を受け、早期発見を目指しましょう!
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