乳がんをそのまま放っておくと、しこりはだんだん大きくなり、
乳管を突き破って浸潤してしまいます。さらにがん細胞は、わきの下のリンパ節(腋窩リンパ節)に転移したり、血液やリンパ液の流れにのって、乳房から遠く離れた臓器にまで転移します。
これを遠隔転移といい、このような状態を「進行乳がん」と呼びます。 また手術後に、手術をした部分に乳がんが再発したり、遠隔転移が起こったりすることがあります。このような状態を「再発乳がん」といいます。
乳がんは骨、肺、脳、肝が転移しやすい場所と言われています。特に、この中でも一番転移しやすい場所が骨です。転移がどこから起こるかは下記の通りです。
一度転移してしまうと、がんは大なり小なり身体のほかの部分にもあると推定されるため、局所的な治療ではなく化学療法などを利用した全身の治療になります。また、転移性乳がんの治療は現時点では完治させることは不可能なので、出来るだけ進行を遅らせる事や、患者さんのQOLを維持する事を目的に治療していきます。
乳がんの再発は術後1~3年の間がピークと言われています。再発した場所が局所的で、転移が認められない場合は手術でその部分を取り除く方法をとりますが、転移が認められた場合は手術ではなく薬物療法で全身の治療をします。また、手術が可能な場合でも殆どの場合温存は出来ず、全摘となるでしょう。
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